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マイクロスコープ

マイクロスコープ

Microscope

治療の特徴

point

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)精密治療とは?

お口の中は暗く狭い空間です。肉眼で見えないものを「明るく」「拡大」し観察することを可能にするのがマイクロスコープによる治療です。治療では「拡大」「照明」「記録」の大きな3つの特徴があります。
マイクロスコープでの治療によって今まで肉眼やルーペで見えなかった部分を見ることが可能になり、また治療に有効な器具や薬剤、根管治療についての知識や技術の研鑽を合わせることで、治療の精度を上げることにつながります。

    特徴01 /

    拡大

    拡大できる治療器具にはマイクロスコープ以外にルーペ(拡大鏡)があります。ですが、ルーペは基本的に倍率が固定で変えることはできません。それに対しマイクロスコープは2〜20倍と倍率を変えることができます。拡大率もルーペと比較してより大きくはっきりと見ることが可能です。

    特徴02 /

    照明

    明るさの点でもルーペでは観察軸と照明軸がずれているため少し影ができてしまいます。マイクロスコープではそれらの軸のズレがほぼ無いため奥まで明るく見ることができます。それによって歯の内部の状況をしっかり確認することができます。

    特徴03 /

    記録

    記録できることはルーペとの最も大きな違いです。通常の治療では治療中の画像を術者以外が見ることはできません。マイクロスコープには動画や静止画を記録できる機能があるため、治療部位の状況や治療の経過などを患者様と共有することができます。 

マイクロスコープ拡大イメージ

治療内容

medical treatment

歯の神経を残す治療歯髄保存治療

歯は表面だけ見ると石のように硬く、生きている組織には見えませんが、健康な歯の内部には「歯髄」と呼ばれる組織が神経と血管が通っている組織があります。歯髄には歯に酸素や栄養を与えたり、温度や痛みを感じたりする働きがあります。その歯髄が入っている歯の根の中にある管を「根管」と言って、むし歯が大きくなると通常は「根管」という神経をとる「根管治療」が必要となります。

神経をとった歯は内部の血流が無くなり栄養分が行き渡らなくなるので、健康な歯と比べるともろくなり寿命が短くなります。ですが、むし歯が大きくても歯の神経が生きている場合は「歯髄保存治療」で歯の神経を取らず残せる場合もあります。根管治療と比較すると治療回数も少なく、メリットのある治療法です。
近年ではMTAセメント※という薬剤が開発され成功率が向上しています。マイクロスコープを使用してむし歯の大きさや歯髄の状態を確認しながら治療を行うことで、さらに成功率を上げることができます。

MTAセメントは歯髄保護、穿孔部の封鎖などに使われる生体親和性のある薬剤。

歯髄保存療法を行うメリット

    歯の寿命を伸ばすための
    神経の保護
    根管治療を行なった歯は根管治療を行なっていない歯と比較して、歯の喪失リスクが前歯部で1.8倍、臼歯部で7.4倍(経過観察期間8年)と報告されています。歯の寿命を考えると歯髄の保護できることは重要です。
    治療の回数が少なく済む
    根管治療を行なった場合平均で5〜8回かかります。歯髄が保護できれば歯が入るまで4〜5回で済みます。
こんな方におすすめ
  • 歯の神経をなるべく取りたくない
  • 歯を長持ちさせたい
  • 歯をあまり削りたくない

既に歯の神経が死んでしまっているなど、診断により歯髄の保護が困難と考えられる場合には本治療はお勧めできません。

歯髄保存治療を行なっても、冷温痛など痛みが取れない場合があります。その場合には本治療はお勧めできません。

歯髄保存治療の治療のながれ

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  1. 診断

    レントゲン・歯科用CT・歯髄電気診・冷温痛診査などを行い、むし歯の大きさ、状態を確認し、神経が残せるかどうかを診断します。

  2. 歯髄保存治療

    唾液による汚染を防ぐため、歯にゴムのカバーをかけ(ラバーダム防湿)、マイクロスコープで病巣を確認しながら治療を進めていきます。

  3. 経過観察

    術後の痛みや不具合などが無いか1〜2週間経過観察を行います。

  4. 詰め物や被せ物などの型取り

    問題なければ噛めるようにするため、詰め物や被せ物の型取りを行います。

  5. 詰め物や被せ物をセット

    出来上がった冠や詰め物を装着して治療終了です。

診療についての注意事項

マイクロスコープ治療では唾液の汚染を防ぐため、必ず治療する歯にラバーダムというゴムをかけて行います。

詰め物や被せ物は別途費用がかかります。

精密根管治療マイクロエンド

むし歯などが原因で歯の神経まで広がると感染を起こしたり、以前治療した歯の根に再度感染すると歯の根の先に膿がたまると、ひどい痛みが出たり歯の根の部分に膿が溜まった箇所が腫れることがあります。その場合は歯を残すためには歯の根の治療をする必要がありますが、歯の内部は狭く暗く、また複雑な形態をしているため、肉眼での治療では手指の感覚に頼ることになり、病巣の取り残しが発生し、症状が再発しやすくなります。

さらに症状が再発した「再根管治療」では複雑な根管の奥深くに細菌が入り込んでしまい、細菌の除去が難しく成功率は更に下がります。そこで当院では治療の成功率を上げるため、マイクロスコープを使用し根管内を明るく拡大し確認しながら治療を行う「マイクロエンド」という治療を取り入れています。
現在の日本の保険治療制度には組み込まれていないため、一般的にはあまり使用されていませんが、治療部位を唾液の汚染による再感染から防ぐため、マイクロエンド治療ではラバーダム防湿法を行うことが必須となっています。

こんな方におすすめ
  • 出来るだけ自分の歯を抜きたくない
  • 何度治療を繰り返しても良くならない
  • 以前治療した歯がまた痛み出した
  • 歯根の先端部あたりの歯肉が腫れたり、膿が出てきた

以下のように本治療をお勧めできない場合もあります。
歯の根が破折やひび割れを起こしている場合、歯の根が感染を起こして黒く変色している場合、むし歯が大きく進行し歯がほとんど残っていない場合、炎症が大きく広がってしまい歯を支える骨の吸収が大きすぎる場合 など。

マイクロエンド治療のながれ

flow

  1. 診断

    レントゲン、歯科用CTなどによる事前診査を行います。

  2. 除去

    歯に入っている詰め物や被せ物を外し、根管治療が行いやすくなるように下準備します。

  3. 清掃

    汚染された歯質を種々の専用器具を用いて機械的に清掃します。

  4. 洗浄

    根管内の汚れを薬剤を用いて化学的に洗浄します。

  5. 封鎖

    清掃が終わった根管内を根充剤で封鎖します。

  6. 詰め物や被せ物の型取り

    噛めるようにするため、詰め物や被せ物の型取りを行います。

  7. 詰め物や被せ物のセット

    出来上がった詰め物のセットを装着して治療終了です。

診療についての注意事項

マイクロスコープ治療では唾液の汚染を防ぐため、必ず治療する歯にラバーダムというゴムをかけて行います。

歯の状態により3、4のステップは数回に分けて行います。

詰め物や被せ物は別途費用がかかります。

マイクロスコープ治療で使用する
様々な器具

apparatus

  • マイクロスコープ

    当院ではマイクロスコープ『ブライトビジョン2380』を使用し治療にあたっています。クリアで明るく、術野視認性に優れ、倍率変換やフォーカス調整が片手でスピーディに行うことでき、フルハイビジョンカメラ搭載で高精細な術野の撮影が可能です。

  • CT(3次元X線診断装置)

    通常のレントゲン撮影は3次元のものを2次元に投影します。重なり合った部分では診断が困難です。歯科用CTを使用することで3次元的に解析することができ病巣の広がりを診断しやすくなります。

  • ラバーダム防湿による無菌的処置

    治療する歯にかけるゴム製の薄いシート。これをかけることで治療する歯を唾液による汚染から防ぐことができます。また治療に使用する薬液が他のところに流れ出さないように防止できます。マイクロスコープ治療を行う上でラバーダムは必須です。これを行わないと治療の成功率は下がってしまいます。

  • ニッケル・チタン製のファイル(やすり)

    曲がりくねった複雑な形態の根管を洗浄や薬剤の充填のために拡大するには、ニッケル・チタン製のファイルの使用することで治療効率を上げます。

  • マイクロエキスカ

    根管内部に詰まっている起炎物質を取り除くための器具です。耳かきのような形をした極細の器具で根管内に入れて使用します。

よくあるご質問

FAQ

  • どんな歯でも治療できますか?

    根の治療を何度も繰り返した歯は感染が周囲に広がり根管治療では治癒しない場合があります。その場合には外科治療が必要となったり、歯を抜かないといけない事があります。

  • 術後に痛みはありますか?

    治療は歯の根の中を先端まで清掃・消毒します。治療の刺激で先端部に少し炎症が起こる場合があります。2、3日歯が浮いたような痛みが出ることがあります。

  • マイクロスコープが無いと治療できませんか?

    当院でも保険治療では拡大鏡のもとで、根管治療を行なっております。出来る限りの治療を行なっておりますが、根管はそれでも暗く狭いため、汚染物質の取り残しが出てしまいます。マイクロスコープで明るく拡大し根管内の状態を確認しながら治療する方が清掃性が高まり良い治療結果になります。

  • ラバーダム防湿をなぜ行うのですか?

    ラバーダムをしないと治療部位が唾液に汚染され再感染を起こすリスクが高まります。また消毒薬などが喉に流れないようにします。その為ラバーダム防湿を行なっております。

  • 他の歯医者さんで歯を抜かないといけないと言われました。歯をできるだけ残すことは可能ですか?

    歯のひび割れ、歯を支える骨の吸収が多い場合など、歯の保存が難しい場合もあります。しかし明示下で確認しながら汚染物質の除去が可能であるため、保存できる可能性を上げることができます。

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